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RUN日記

ついに還暦を過ぎてしまったオヤジランナーです。2019年にブログを開設しましたが、転職での忙しさやコロナによるマラソン大会の中止などもあって、なかなか更新できず。2022年10月に3年ぶりのマラソン大会出場。マラソン全国制覇を目指し目標をもって過ごしていきたいです。マラソンや旅行の徒然をブログにまとめていきます。 ホームページも新たに作成中です。http://sarutanurun.html.xdomain.jp/

白川郷ウルトラマラソン

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白川郷ウルトラマラソン



9月8日、第7回白山白川郷100キロウルトラマラソン 完走しました。

 台風によるフェーン現象の影響で35度近くの猛暑予報となるとのことで、7日の選手受付後に行われた選手説明会では、第3関門となるかわち保健センターまで走り切ればその地点をフィニッシュゴールとし完走とする(記録証は50キロ)、第4関門、第5関門もそれぞれフィニッシュゴールとして完走扱い、後日完走証とメダルを送付する特別ルールが発表され、各自、安全第一にそれぞれのゴールにむけて楽しんでほしいと説明がありました。

 ただでさえ前半の1000m登る山越えの過酷なコース、さらに後半は単調な日陰のないキャニオンロードや手取川の堤防、海沿いのコースでの酷暑では、容赦のない日差しが照り付け、どれほど過酷な状況となるかは簡単に想像することはでました。

 6回目の100キロ。最初の能登すずは後半の雨風、サロマも28度で完走率は58%、えびすだいこく100キロも40キロ過ぎから雨、柴又100Kも遠くの台風の影響による強風、沖縄100キロも気温28度。考えればコンデイションのよかったウルトラレースはひとつもなかった。試されているのかな?と思えるレースばかり…、今回も…。

 酷暑に備えてネックークーラーは2つ用意。一つは冷えピタと一緒にピックアップバックへ。持参する予定のマイボトルは出発前自宅で朝洗ってそのまま忘れてきてしまい、コーヒのボトル缶で代用することにした。

 1時50分起床。9時に就寝したがほとんど眠れず、朝食バイキングをいただき、3時35分バスで出発。スタート前の気温25度。コーヒーボトル缶にクエン酸を入れていただき水で薄めたスペシャルドリンク、甘酒をいただく。スタート地点へ整列し、スタート式では、特別ルールなどの説明、宮司さんによる完走祈願などの後、5時スタート。エントリーリストでの参加者数は1184名。

 まずは日の出前の幻想的な白川郷を気持ちいいペースで走り抜ける。5キロくらいから白山白川郷スカイラインの入り口を通過しいよいよ山越え。なんとか7:30くらいのペースで走り続け、最高到達点1445mには2時間5分くらいで到着。そこからは一気に下り。2回の池田山練習で行けると思っていたのでキロ4分30から40くらいまでペースを上げて走った。(しかし足の負担がきつく40キロ過ぎの下りではキロ6分もきれなくなる)。

 山区間のエイド。飛騨牛乳は気づかずスルーしてしまったが、コーンスープとそうめん、温泉炭酸水、おろしうどんをいただく。そうめんは冷たくて汁まで全部いただきました。
 40キロのタイムは4時間7分52秒。ここまでは日陰もあり風もむしろ涼しく心地よかったが、ここから一気に気温が上がる。水被りは25.9キロエイドのふくべの大滝からは毎回エイドの度に頭、首に3回ほど被る。給水は一気に飲まないようにし、コーヒーボトル缶に補充し走りながらこまめにとり続ける。エネルギージェルショッツはここまで3袋、塩飴なども4個とった。

 47キロのエイドでにわかそば。一口でもいいよと言われ取りましたが、やはり残してしまいました。40~50の10キロは1時間25分。首にネッククーラー巻いていたけど、容赦のない日差しと熱風に参っています。
 北陸電力水力センターのエイドで「ソフトクリームはどこのエイドですか」とスタッフに聞くと、後5キロ先と…。一緒にエイドにたどり着いた女性ランナーも「私も気になってたの」と…。それを楽しみにまた走り出す。

 59.8キロの第3関門かわち保健センターには12時くらいに到着。すぐにそばソフトGET。もう一ついただき更衣室へ。隣に座った方がここでやめる、楽しくないと言っていたので悩みました。このタイムなら歩いても完走できそうだがギリギリだろう。そうするとお風呂も入れず帰ることになる。リタイヤしてお風呂入ってゆっくりするのもいいかなと思いましたが、シャツを着替えているうちに気持ちも変わった。ここでアイシング用の氷をいただくことができたので、口に含み少し復活。かーちゃんに電話し、大丈夫なのと心配されましたがいけるとこまで行ってみると…。20分くらいの休憩で出発。60キロ7時間18分で通過。

 64キロくらいでいよいよ走れなくなり歩き。なんとか65.1キロのエイドに到着しきゅうりで塩分補給。クーラーのきいた待合室があったので座って休む。自販機があったので小銭もってればよかったと後悔。エイドの水やアクエリはほとんどがぬるいのです。ここでも女性ランナーが3名ほどいて、「私たち走ってて大丈夫なのかな?」と言いながらも出発しだしたので、私もめげずに後に続く。白山比咩神社の横の山道。もうみんな歩いている。
 66.3キロの第4関門パーク獅子吼へ。ここでもリタイヤする人が何人かいて、私も「ここでリタイヤするとバスは何時に来ますか?」と聞いてみる。50分後とのことだったので、「次まで行ってみます」と、「次は15キロ先ですよ」と心配されました。このエイドでも氷水が用意されていたので2杯のんでボトル缶にも補充、残った氷をカップに入れたまま持って走り出しました。両手の手のひらをしばらく冷やすことができました。
 70キロ通過9時間3分。残り30キロをあと5時間。

 ここからは国道横の歩道を走る。信号も時折ありストップするがそのたびに走れなくなる。76キロくらいからはフラフラになりながら歩き続けていたが、歩いているランナーにも何人も抜かれた。77キロの川北町保健センターに到着。エイドであんこの入ったいちじく太鼓をいただく。後半とっていなかったショッツも投入。少し走れるようになるが、ここからは手取川沿いの堤防。
 80キロ通過10時間41分。残りはキロ10でも間に合うが、遅くてもはしりつづけることがゴールにつながる。後20キロ。

 手取川の堤防道路はまるで柴又100Kのコースのようだった。ずっと先まで見える道路。ここは歩いてはダメ、走り続けることが必要なのはわかっている。キロ7分30で走り続けた。エイドでははちみつレモンやバナナなどを摂取。85キロの第5関門に到着。やはりここでもリタイヤを申告する人がいた。ぶどうとここでも用意されていた氷水をいただき出発。しばらく走ると日本海だ。

 100キロウルトラだと海がロケーションとなるコースが多い。能登すず、えびずだいこくは日本海、サロマはオホーツク海、沖縄100キロは東シナ海。輝く波間、波の音が心に染みた。90キロ通過12時間6分。後10キロ。

 海岸線をずっと走る。声援は後を絶たない。「冷やしているアクエリあるよ」と声をかけて頂いたカップル。ほんと生き返りました。95キロ手前の海浜公園でフルーツをいただき後5キロ。ここからは信号ストップも計算に入れないといけない。少しでも早くゴールしたいとの思いでキロ9くらいだが走り続ける。最後のエイドであんころをいただく。ちょっともさもさしたが甘くておいしかったです。

 あと1キロ。気が付くと日は落ちて暗くなっていた。ゴール地点手前で名前を呼ばれそのままゴールへ。ゴールテープを切ることができました。

 13時間39分45秒 286位。
 何度もあきらめかけていましたが、エイドのスタッフの皆さん、沿道で応援してくださった皆さんのおかげで100キロ走り切ることができました。
 私のあとも100人くらいの方が100キロ走り切り、100キロ完走は431名、完走率39%。とてつもなく過酷なレースでしたが忘れることのできない1日になりました。

http://bearsrun3.at-ninja.jp/public/190909100K.html
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